★ トヨタスポーツ 800 な 日誌   
Vol.11

6月24−26日

 12回目を迎える世界で一番盛大なヒストリック・モーター・イベントであるグッドウット・フェスティバル・オブ・スピードにトヨタチームのゲストとして行って来ました。今年はホンダが日本メーカーとして初めてホスト・カー・メーカーとなりかなり力が入っていました。

 まず入口を入るとマーチ卿の館の前にホンダの歴代のF1、6台がシーソーに乗って揺られていることから度肝を抜かれました。そしてその前にホンダのバイクが数十台並んで陳列されていました。

 このイベントは2Kmのヒルクライムを全開で駆け抜ける車とパレードをする車が2輪、4輪混ざって走ります。一番古い車は1899年のパナールで新しい車は2005年のレッドブルF1で排気量は最小のヨタ8から最大の27リッターのトーマスまで歴史を持った車が300台走ります。

 各車は3日間で5回走るチャンスがあり、どの日でも全ての車を見ることができます。3日間で観客15万人、入場料は3日間いくと18000円とF1より高価です。車以外でもジット機、古い飛行機のデモラン、ジャンボ機が低空でゆっくり飛んだのにはF1の走りよりもびっくりしました。

 目立ったドライバーはやはりF1関係でアロンソ、琢磨、バトン、サーティーズや有名ドライバーの2世であるバックナム、ピケ、ヒル、ファンジオなどでした。

 トヨタチームはF1:パニス、TS−020:右京、イーグル・トヨタGTPMkIII:ファンジオJr、スープラ:右京、ヨタ8:北原豪彦、と実際に走ったドライバーが操縦することになりました。

 ヨタ8は英国初登場で大変な人気を得ました。走行は、登り坂のため排気量の小さな車にとっては不利で6800回転をマックスとしたヨタ8にはかなりきつそうに思えました。メインや補助のライトをすべて点けて富士24時間と同じような走りを見せたヨタ8は観衆にとってどのように見えたのでしょうか。

 トヨタのメカニック氏曰く「今度はチューニングしましょう」と暖かい応援をもらいました。ヨタ8より100cc大きいルマン常連のパナールは結構いい速度で走っていました。後でエンジンを見せてもらったらパブリカとそっくりでヨタ8でもいけるという確信を得ました。

 ドイツ・トヨタのF1チームはF1グッズを販売する大きなブースを持ち、トヨタF1とTS−03を飾りまたヨタ8の左ハンドルも飾っていたのにはびっくりしました。トヨタはファンのお土産に、ヨタ8も載っている写真集とヨタ8とTS−020のピンバッチを配っていたのにはヨタ8のオーナーにはお涙物でした。メインスポンサーのホンダは子供に旗を配っていただけでした。

 スープラはプレステのグランツーリスモでかなりの知名度がありました。イーグルを持っているマロリーさんは有名な大型レーシングカーのコレクターで35台持っているそうです。
 ドライバーのファンジオII世は有名なファンジオの息子でIMSAチャンピオンで有名人にもかかわらず気さくなやさしい人でした。
 右京はTS−020に乗りコースでも白煙を上げたり、トヨタのパビリオンの前ではゆっくり走ってくれたりエンジンをス トールさせたりと観客に気を配ってくれました。
 琢磨は随一F1でドーナツダンスをやってくれて観客から大拍手、バトンは大人気、アロンソは真面目でただ全開で走るだけと個性を持ったドライバー達でした。
 とにかく規模の大きさと今迄見たことのない車、今年のルマン帰りの車、インディーカー、ストックカー、CANAMカー、ラリーカー、イタリアのヨタ8クラスのバルケッタ、スーパーカー、ジュネーブショーのショーカーとあらゆる車が手に触れられました。トヨタさんには4日間ショーファー付きのランドクルーザーを拝借でき感謝いたします。

 尚、9月19日お台場のアムラックスのショートコースでグッドウッドに出場した車が走ります。
文:O会長




































Vol.10

6月23日

 実際の日付は過去に遡るとある曇りの休日のこと、O会長が生業としている商店の近くで見つけたのがこの名車、ラビットのS301でした。
 真新しいナンバープレートが取付けられているので、この状態で走り回っているようだ。実に頼もしい!
 あれ、125ccにスーパーフローのエンブレムが付くんだっけ?
文:ウェブサイト管理者





Vol.09

6月18日

 とある曇りの休日、個人的な興味で足を向けたもので、見方によってはヨタハチと通ずる点があるようなので掲載しました。

 東京都観光汽船(株)が松本零士氏にデザインを依頼して就航させたゲタ船、いや水上バスの「ヒミコ」です。
 日の出桟橋〜浅草間の隅田川コースに運航されているので公共交通機関を乗り継いで「日の出客船のりば」へ向かいました。ガイジンさん向けの観光コースに含まれているためか、この日は米国の方、台湾の方に韓国の方が多数見かけました。(はとバスのコースにも含まれているからなのでしょう)

 ヒミコに乗船するには、通常の乗船券600円の他に300円の乗船整理券を加えた960円となりますが、日の出が始発ではないので、乗船した時点で先客達に数少ない座席を占めらてました。船内フロアの中央になにやら仕掛けを施したパネルが埋め込まれているためその部分には座席が無く、通勤電車以上に座席確保が難しいことを思い知らされ、ヒミコに着席乗船するのであれば浅草かお台場が良いことを勉強しました。

 船内からの眺めは通常のゲタ船、いや観光船より良いように感じましたが、デザインの割りは足が遅い(Max12ノットとのこと)ので周囲の雰囲気を楽しむには十分な船足なのでしょうね。

 このヒミコでは面白い現象がありました。すれ違う観光船の乗客や河川敷を散策している人たちから手を振られると言う光景です。当然乗船客の一部の方には子供以外にも手を振って応えている方がちらほらいました。ヨタハチに乗っているとたまに似たような光景を味わうので、とても懐かしさを覚えたものです。

 最後の画像は東京駅地下ホーム(京葉線)で写した特急電車。登場時にはかなり斬新なデザインで巷では評判?になったようですが、登場から10年近く経つ内装のあちこちには年式相応の痕跡が目に付きました。このホームに中央線が乗り入れて来るのはいつのことかな・・・
文:ウェブサイト管理者


























Vol.08

6月7日

 ノスタルジックヒーロー誌6月号の126ページにグッドウッド フェスティバル オブ スピード2005に1967年の富士24時間レースに出場したトヨタスポーツ800で当時走った元トヨタワークスの北原豪彦氏がドライブするという記事が載っていました。そしてその車はレストア中とも載っていました。

 この車の詳細は、トヨタ自動車の手で完璧なレストアがなされ5月26日に富士スピードウエイで北原氏のドライブにより初試走がスケジュール通りに行われました。

 車は当時の色に塗装され補助ライトも3個つけられ、ステッカーも再製作され、貼られています。エンジンもOHされ、配線やブレーキパーツも新規に製作され、GT選手権レベルのレストアがなされていました。

 この後、車は英国に空輸され6月24−26日にグッドウッドで世界のモータスポーツファンの前でデモンストレーションランが行われる予定です。 
文:O会長














Vol.07

5月29日

晴天に恵まれたこの日、富士山を背にした忠ちゃん牧場の駐車場に燦々午前ヨタハチ達が集まって来ました。
主催者のかつまたさんはお仕事の都合で登場が遅れ、代わってお兄さんが時間つなぎ場つなぎとして我々参加者を相手に至れり尽せりしておりましたが、その甲斐もあってかたくさんのヨタハチとパブリカが集まりました。

中でもフェリーと高速を乗継一泊してまで伊勢から参加してきたEz8号のえびちゃんが最遠距離参加者となりました。
遠路はるばるごくろうさまでした。

何するでも無く、ただ集まって話をするだけですが、その話だけでも時間が過ぎて行き満足を覚えて帰り道に着きました。
自力レストアについてのディスカッションと情報交換は参加者の多くの目と耳を釘付けにしていました。

今回私の目を引いたのは一台の銀色の静岡ナンバーのヨタハチ。四輪ディスクとは恐れ入りました。
またパブリカ700のターンシグナルとヘッドランプの切替レバーが独立していることには感動しました。

かつまたさんによれば秋にも開催される予定があるとのこと、今回参加できなかった方も次回はお出でになられることを私はお勧めします。
文:ウェブサイト管理者














ヨタ8日記番外編
Vol.06

5月24日

NISMOで新しいステッカーがでたので早速NISMOの大森本社に行って来ました。
残念ながら休日でなにも買えずにショールームの端におかれたZの模型とスカイラインR32GTRGrAのREINIK製エンジンを見てきました。

帰りに五反田から池田山を登り目黒通りに出ようとしたら、美智子様の生家の前でただならぬ人だかり。
早速なにかと車をコインパーキングに入れて戻って20分たつと、なんと天皇陛下と皇后様が生家の跡地にできたねむの木公園にきました。

早速写真を撮りましたがあまりにも傍にきたのであせって手ぶれと操作ミスでぼやけてしまいました。
陛下の乗られたセンチュリーは良く撮れました。
天皇陛下にごきげんようと声をかけたら独特の声でさようならといわれました。
すごいオーラを放っていて流石、感激しました。
文:O会長














Vol.05

5月22日

最近、近所を自転車で流していたら2台のヨタ8に遭遇しました。
1台の赤いヨタ8は世田谷区役所のそばの整備工場でヨタ8のミッション、デフをOHしていました。
品川54ナンバーの珍しいもので、お年を召した社長は経験も豊かで整備もてなれたようでした。
初対面社長と世間話をするとこの個体はミッションのアウトプットシャフトが曲がっていて、この部品が手に入らないと嘆いていました。
デフはオーナーが見つけてきた部品でOHしたと言っていました。


銀色のヨタ8は代官山の下にあるヨタ8やホンダSの造詣も深く,日本GPで走ったロータス20を持っているフレンド自動車にあったα氏のもので44年式の状態がトップレベルの車です。
オーナーは最近ホンダS800を買って乗っていますがSを乗るたびにヨタ8のよさを実感しているそうです。
今回の整備はプロペラシャフトから音がでるのでスパイダーユニオンを交換するそうで、パーツはまだ出るそうです。
文:O会長





Vol.04

5月21日

5月21、22日に東京ビッグサイトでノスタルジックカーショウが開かれました。
今回の目玉は浮谷東次郎展で門外不出のヨタ8レーシングとロータスエランレーシング、浮谷東次郎の遺品などが展示されました。
これはToji’sクラブの全面協力により実現しました。
21日はTeam TOYOTAの大坪氏、津つ見氏によるトークショー、船橋のCCCJレースのビデオ放映などがおこなわれました。
又、浮谷東次郎のお姉さんや当時の恋人も姿を見せていました。
ヨタ8はホイールも鉄製に変更され当時の荒々しい姿に変貌していました。
この日の記念にヨタ8レーシングのチョロQも限定販売されイベントに花をそえていました。
これらの数々の催し物はヨタ8の整備やレストアでお馴染みの四ツ葉オートの土肥さんがかなりの部分を行いました。
土肥さんのコーナーには左ハンドルの銀メタのヨタ8が展示されこの馴染みのないLHDに観客の驚いていました。
尚、チョロQの欲しい方は直接、四ツ葉オート(028−658−0294)に問い合わせてください。
文:O会長














Vol.03

5月16日

ベルギー人のドミニク ハルバートさんから5月15日の夜に突然電話があり、日本に今来ているので翌日に帝国ホテルで会わないかと言われました。月曜日は私の休日なのでウイと返事をして翌日、ヨタ8を繰り会ってきました。
手紙のやりとりしかないのでどのような顔をしているのが不安でしたがロビーに着くとすぐにわかり、私のヨタ8を見てすぐコヒーショップでお互いのことを喋りはじめました。
ドミニクはベルギーのトヨタのデーラーの社長でトヨタがヨーロッパで初めて上陸した国でヨーロッパでは古いデーラーだそうです。
年齢は41歳と若く、美人の奥さんも今回同行しました。
ドミニクが他のデーラの社長とはどのように違うのかと言うとヨタ8を2台持っていてクラシックカーのイベントに参加しています。
そしてワークスチューンのセリカ、ノーマルのセリカを数台持っていたり、RT40コロナをレストアしているという旧車マニアなのです。
ヨタ8はきれいにレストアされ、フランスで開催されているツールドフランスに出場しているそうです。
部品は日本から特別のルートで手に入れているそうです。
これらの車の資料はドミニクからもらい、筆者の手元にありますがフランス語です。
興味のある方は実費で送付いたします。
文:O会長


Vol.02

5月16日

ヨタ8の件でFLEX オートレビューに行くことがありヨタ8の在庫を見てきました。
現在、3台のヨタ8があり、44の1台は九州に売れたそうです。
殆どのヨタ8は新塗装、ウエザーストリップの交換をするそうで外観はまずまずです。
関東ではFLEXが一番多くヨタ8を販売しているのでヨタ8のことはよく知っていて、細かい所まで手が届いたケアしてしているようです。
部品に関してはミッション関係やキーが手に入らないので本当にこまっているそうです。
200万円以上で売れる車のベストはスカイラインとヨタ8だそうです。ヨタ8は人気があるのですね。
当事者はあまり考えたことがありませんが。
文:O会長








Vol.01

5月14日

 ネコパブ主催のJapan Historic Car Tour のスタートセレモニーに行ってきました。当日は横浜赤レンガ倉庫前にお立ち台が作られ13:00の横浜市長のスタートを待つばかりでした。参加台数は70台、2泊3日で700Kmを関東近郊で走るクラシックカーラリー形式です。

 参加車両は戦前のベントレーから2005年のポルシェカレラGTまでとバライティーにとみ、参加者も歌手の河村隆一(フェラーリ288GTO)、俳優の唐沢寿明(トヨタ2000GT)、GT選手権でおなじみのTAISANの千葉社長もいました。平均年齢はかなり高く、又オープンカーで幌なしの車も数多くみられま、かなりハードなラリーと思われます。

 HTCCの杉田、石綿さんからヨタ8は出ないのかと聞かれましたが参加費18万円ではちょっと。ホンダSは3台、フェアレディは2台、トヨタ2000GTは3台と国産車の参加者は少なかったようです。11:00から隣の海上保安庁の広場ではフェラーリF1が初めて横浜市街を走りましたが私は仕事のために早退しました。
文:O会長















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